早川書房から1953年に創刊されたミステリ叢書
【ハヤカワ ポケット ミステリ】が、
「ポケミス」(ハヤカワ・ミステリ)です。
(縦)18.4 × (横)10.6 (㎝) の ポケット・ブック判サイズ(独自)
天地と小口が黄色
ビニールカバーがかかっています
創刊第1号は、「大いなる殺人」(101) ミッキー・スピレイン(著)
🌟作品名の後の (カッコ ) 中の数字は、ポケミスの号数です。
一作目は「101」番からとなります。
特捜部Q
「特捜部Q カールの罪状」(1992)
ユッシ・エーズラ・オールスン(著) 吉田奈保子(訳) 2023年6月6日刊行
━━シリーズ9作目。(もうすぐ、シリーズ完結)
特捜部Qが連続殺人事件に挑みます。
32年前から2年ごとに起こってきた、事故や自殺に見せかけた事件現場に、
いつも塩が残されていることに、特捜部Qが気付いてしまいました。
1作目から語られてきたカールの過去の事件についても事態が動き出します。
いつものことながら、特捜部Qが扱う事件の異様さが、読む前から伝わってきます。
シリーズが終わりそうなのが、残念です。
『特捜部Q』シリーズ
刊行順 | 作 品 名 | 刊行年月 | ポケミス番号 |
1 | 檻の中の女 | 2011. 6 | 1848 |
2 | キジ殺し | 2011.11 | 1853 |
3 | Pからのメッセージ | 2012. 6 | 1860 |
4 | カルテ番号64 | 2013. 5 | 1871 |
5 | 知りすぎたマルコ | 2014. 7 | 1885 |
6 | 吊るされた少女 | 2015.11 | 1901 |
7 | 自撮りする女たち | 2018. 1 | 1927 |
8 | アサドの祈り | 2020. 7 | 1957 |
9 | カールの罪状 | 2023. 6 | 1992 |
※「特捜部Q』シリーズは、文庫でも刊行されています。
(ポケミス版での刊行がされていない作品があります)
ポケミス2000番
記念すべき作品は、
中国が舞台の歴史サスペンスであり、冒険小説であり、となっております。
2000番だけでは終わらない。
2001番へと続く、超大作品です。
善の一行が悪の軍団に攻めたてられながら、目的の地へと進んでいきます。
しかし、何と言っても超大作。
共に戦う仲間とはいえ、その心中は計り知れぬところがあるというのは、
物語としては、当然の設定ともなるところであります。
最後の最後がどうなるか、お楽しみに読み進んでください。
両京十五日 Ⅰ 凶兆 (2000)
馬 伯庸(著) 齊藤正高(訳) 泊 功(訳) 早川書房
両京十五日 Ⅱ 天命 (2001)
馬 伯庸(著) 齊藤正高(訳) 泊 功(訳) 早川書房
コメント