宮沢賢治

宮沢賢治

宮沢賢治(正字・宮澤賢治)

1896年(明治29年)8月27日 岩手県花巻市生まれ
1933年(昭和8年)9月21日 37歳で病没

詩人、童話作家

生前に刊行されたのは、
詩集「春と修羅」、童話集「注文の多い料理店」

「石っこ賢さん」
鉱物採集が好きだったため、こう呼ばれていました。
作品のなかにもたくさんの鉱物が登場しています。
他に、昆虫・植物・星座などにも大いに興味を持っていました。
作品のなかに遺憾なく発揮されていますよね。

花巻農学校の教諭を経て、農業と関わっていきます。
仏教にも強い関心を向けていきます。

学校を辞してから、私塾「羅須地人協会」で教え子らと時間を共有。

『下ノ畑ニ居リマス 賢治』
この一文を見たことのある方も多いと思います。
これは、「羅須地人協会」の黒板に書かれたものです。
この “下ノ畑” は、【賢治自耕の地】として観光名所となっています。
場所は、岩手県花巻市桜町3丁目。

毒もみのすきな署長さん

宮沢賢治(作) 山村浩二(絵) 三起商行 (2022年10月刊)

この国の第一条
『火薬を使って鳥をとってはなりません、毒もみをして魚をとってはなりません』

プラハの町の川です。
プラハの人たちは、どじょうやナマズを食べません。
なので、川ではどじょうやナマズが増えて、増えて。

夏。
新しい署長さんがやって来ました。
ピンとはねた赤ひげ、歯は銀色の入れ歯です。

そして、川の魚が減ってきました。
子どもたちは、あることに気付きます。
事態は思わぬ方へと進展していきます。


山村浩二さんの描く署長さんが強烈です。
「毒もみのすきな署長さん」は、
宮沢賢治の作品としては、異色な感があるとされています。

不気味さがイヤ増していき、
ラストは、強烈です !!

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